ルワンダ Women’s Hands シェンダジュル ナチュラル

¥1,700
| /

内容量

200g

生産地情報

国:ルワンダ

標高:1710~1850m

エリア:南部州フイエ郡シンビセクター、シェンダジュル

品種:ブルボン

農園名:シンビ・ウォッシングステーション

生産処理:ナチュラル

生産者:シェンダジュル生産組合

華やかで分かりやすいキャラクター

 アフリカのナチュラルコーヒーとしては、クリーンで綺麗な華やかさのあるコーヒーだと思います。ブルーベリーやブドウなどをおもわせるフレーバーもはっきりしており、ベリー系の風味をお探しの際にはお勧めしたい銘柄です。キャラクターの分かりやすさ、一貫性も持ち味で、彼らがわざわざWemen’s Handsと名付けた手仕事の行き届いたコーヒーに仕上がっております。

カッピングプロファイル

ブルーベリー、グレープ、フローラル、チョコレート、ブライトアシディティ、スムースマウスフィール、クリーンカップ

焙煎度

中深煎り

テイスト

酸 〇 ○ ○ ● 〇 コク・ボディ


女性の力を最大限もらいながら

シンビ・ウォッシングステーション

 シンビ・コーヒーウォッシングステーションは、ルワンダ南部州にあるフイエ郡シンビクターに位置するウォッシングステーションです。ウォッシングステーションの位置するシンビ地区を中心に、隣接するマラバ地区・ソヴ地区に暮らす約250の小規模生産者からチェリーを集めています。
 運営が本格的に始まったのは2013年。現在のオーナーのアブドゥル・ルダフングワ氏は、それまでコーヒー生産者と実業家の二足のわらじを履いていました。当時、COEの開催などを契機に、ルワンダ産コーヒーの品質が世界中に認知され、政府の支援プログラムの下で増産のプロジェクトが動いていました。そうした時勢の中、コーヒーを処理するウォッシングステーションが必要になる事から、アブドゥル氏は、この地域のコーヒーの特性や品質を活かすことができ、わざわざ農園から遠く離れた場所にチェリーを運ばずに済むように、またコーヒー農家だった祖母の後押しもありシンビ・ウォッシングステーション設立に動き出します。
 2013年にはウォッシングステーションとしてのバージンクロップが当時開催されたCup of Excellenceで9位に入賞。2015年には7位とその後も大きな実績を残しています。

シェンダジュル生産組合

 2022年の収穫ロットでは、関わりの深いシェンダジュル生産組合のロットのみで構成されるロットを生産しました。シェンダジュル生産組合は、シンビ・ウォッシングステーションと同じセル(地区)にある150名ほどの組合で、シンビで働く従業員の家族も所属しており、シンビの品質への理解も深く、相互にサポートし合える非常に近い関係性にあります。
 シェンダジュルでは組合員の75%が女性で構成されており、シンビ・ウォッシングステーションでも従業員の80%ほどを女性が占めている特徴があります。ルワンダでは1994年のジェノサイドによって多くの男性が亡くなりました。残された女性たちは、互助組合を結成しルワンダの再生に向けて尽力、コーヒー生産を含むルワンダの産業を支えてきた歴史が現在の形となっています。そうした歴史の流れの中で、女性生産者を支援するプログラムはスペシャルティコーヒーの生産と共に多く見かける事となり、シンビも様々な支援プログラムに参加してきました。その中で様々な経験を元に、女性生産者が大多数を占めるシェンダジュル生産組合と協力しWomen’s Handsという名前を冠して、女性生産者がリードする高品質なコーヒー生産プログラムを始めました。

 

Women’s Handsの品質

 ルワンダのコーヒー生産では一般的に、ウェットミルでの攪拌や輸送などの力仕事を男性が、収穫やハンドピックなどの細やかでマンパワーのいる仕事を女性が担う役割分担が文化的に根付いており、国全体でも女性の割合が比較的多い傾向があります。一方で、その中でも75-80%という女性割合は高水準な数字であり、高品質なコーヒーを生産する上で女性が担っている仕事が品質レベルに与える影響がとても大きいという、アブドゥル氏の考えによるものでもあります。
 特に収穫、乾燥、ドライミルといった工程の中で、選別精度の向上はカップ評価の根幹であり、品質向上の重要なファクターと言えます。Women’s Handsが掲げる女性の手仕事を最大限に活かしたナチュラルコーヒーをお楽しみください。