ケニア ンディマイニ ピーベリー

¥1,550
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内容量

200g

生産地情報

国:ケニア

標高:1779m

エリア:ニエリ県マシラ、コンユ

品種:SL28、SL34、ルイル11、バティアン

農園名:ンディマイニ・ファクトリー

生産処理:ウォッシュド

生産者:ガクユに属する小規模生産者(1000名)

 

ケニア×ピーベリー≒ビターと甘さの立体感×濃厚

 ねっとりと粘性感のある甘さ、マウスフィールとカシスやプルーン、ブラッドオレンジのような風味があり、全体を通して濃厚な印象のコーヒーに感じました。カップの透明感がありながらもこうした風味や、ブラックティーのような程よくビターなフレーバー、メイプルシロップを思わせる甘さを感じるのは、ピーベリーの焙煎ゆえなのか、珍しい風味の出方、バランスに感じました。

 ちなみにピーベリーとは、本来は果実に種子が2つあるのに対して種子が1つしかないコーヒー豆のことを言います。通常は2つの種子があり、お互いにぶつかり合いフラットビーン(平豆)になるのですが、ピーベリーは1つしかないので、丸いのが特徴です。噂の域は出ませんが、ピーベリーは2つあるべき種子が1つしかないので、栄養が凝縮しており、テイストが濃厚でフラットビーンより美味しいと言われております。

カッピングプロファイル

ブラックカラント(カシス)、ブラッドオレンジ、プルーン、ブラックティー、メイプルシロップ、ブライトオレンジ、クリーンカップ、シロッピーマウスフィール、ストラクチャー

焙煎度

中深煎り

テイスト

酸 〇 〇 〇 ● 〇 コク・ボディ

品質・生産性の向上を目指して

ンディマイニ・コーヒーファクトリー

 ンディマイニ・コーヒーファクトリーは、ニエリ県カラティナ近郊のマシラ郡コンユ地区の標高1779mの高地に位置するコーヒーファクトリー(ウェットミル)です。周辺3つの農村に暮らす1000名ほどの小規模生産者が利用しており、1人当たり平均して250本ほどのコーヒーの木を育て、チェリーを持ち込んでいます。生産者はコーヒーの他にバナナやトウモロコシを育て、ヤシやマカダミアの木をシェードに使いながら農業を営んでいます。

 ンディマイニ・コーヒーファクトリーは、ガクユ農協が1996年から運営しているファクトリーで、ンディマイニの他にキリグ・コーヒーファクトリーを所有し、2500名以上のコーヒー生産者が農協に所属しています。

生産性向上への取り組み

毎年、安定した品質と収穫量がファクトリーにとって一番の自慢です。生産量の向上は彼らが一丸となって長年取り組んできた課題でもあり、メンバーが学費や農業資材の為の資金を収穫に先立って受けられることが、生産量の安定や品質の向上に繋がっていると言います。また、ファクトリーマネージャーを中心に定期的な研修を行う事で、生産技術の向上に繋げています。

 特に品質に欠かすことのできない収穫時のチェリーの熟度においては、適切なタイミングを共有するとともに、収穫当日にンディマイニ・ファクトリーへ持ち込み、パルピング前にチェリーの再選別を行う事を決めています。その上で、未熟豆や過完熟、異物が取り除かれ、赤く熟したチェリーのみが処理されます。こうした取り決めによって、品質による収益の向上へ繋がる事を1人1人が意識でき、また収穫精度が上がる事で歩留まりが良くなり、最終的な生産量の向上にも繋がると言います。

 果肉除去を終えたウェットパーチメントは、16-18時間かけて翌日まで発酵処理が行われ、水洗し、10.5-11.5%のドライパーチメントに仕上げられます。プロセスに使用する水は、近隣を流れる川から利用し、浄化ピットでろ過された後に廃棄されます。

ケニアのコーヒー産業

ケニアはコーヒー誕生の地とされるエチオピアに隣接していながら、コーヒー豆の栽培は19世紀末ごろから始まったといわれており、比較的歴史の浅いコーヒー生産国です。しかしながら、ケニアの理想的な生産環境で生まれるコーヒーは、その複雑でリッチなフレーバーによって世界中で評価されており、現在ではアフリカのコーヒー産業を牽引し、発展を遂げています。

 生産量は1987/88年の215万袋でピークを迎えましたが、それ以降は減少しており、近年では約70-80万袋が生産されています。この生産量は決して多くはなく、コーヒー産業の輸出額は輸出額全体の5%にもおよびません。

 現在のケニア国内の生産面積は、約160万Haで、2/3が小規模生産者によるエリアと言われ、約70万人の生産者が従事しています。これらの小規模栽培者の大半は、ケニア国内で約600あるとされる農協団体によって組織されており、それぞれの農協組織が幾つかのファクトリーを運営し、地域の小規模生産者は、属するファクトリーにコーヒーチェリーを納入しています。