浅煎りディップスタイル from コスタリカ

¥180
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内容量

12g

生産地情報

国:コスタリカ

標高:1800-1900m

エリア:タラス、サンタマリア・デ・ドタ

品種:カトゥアイ

農園名:バラブランカ農園/エルマノス・バルソミル

生産処理:ホワイトハニー

生産者:エルネスト・ホセ・ヴァルベルデ・ソリス

ジューシーで複雑

プラムやマスカットなど、少しジューシーで果実味のあるフレーバー。そうした風味の複雑さだけでなく、アフターテイストの伸びやかな印象、奥行き感のある風味は、素晴らしいと思います。

 甘さや酸の質感、アフターテイストまで一貫して上品なコーヒーで、クリーンで透明感のあるカップに、生産者の手間を惜しまない姿勢を感じます。

カッピングプロファイル

プラム、洋ナシ、マスカット、コンプレックス、ハニー、ブライトアシディティ、クリスプ、ロングアフターテイスト、クリーンカップ

焙煎度

浅煎り

テイスト

酸 〇 ● 〇 〇 〇コク・ボディ

つながりを大切に。

エルマノス・バルソ マイクロミル

 エルマノス・バルソ マイクロミルは、2017年に設立されたエルネスト一家の家族経営の小さなミルです。コスタリカでは、2000年以降、マイクロミル革命と呼ばれる生産者自身が小規模なウェットミルを持ち、栽培から水洗処理、乾燥まで一貫管理して、高品質なコーヒーを生産する動きが活性化し、スペシャルティコーヒーへの大きな転換期となりました。そして2020年現在コスタリカ国内には約190のマイクロミルが誕生しました。近年はその増加傾向も落ち着いた一方、タラス地域では新設のマイクロミルが近年もいくつか設立されています。エルマノス・バルソも近年になりマイクロミルを構えた後発のミルの1つで、20年前よりこのバラブランカ農園でカトゥアイを生産し、近隣の農協などにチェリーを卸し、コーヒー生産を続けてきました。

 近年、近隣の農家や友人がマイクロミルを設立していく姿を見ていく中で、彼らのように消費国のバイヤーが農園を訪れ、自分たちのコーヒーが世界中で飲んでもらえる事を夢見て、自分たちも家族でマイクロミルを持つ決意をしたそうです。また、マイクロミルを持つことで、自分たちの努力次第で品質の向上や付加価値を高めていき、コーヒー生産を魅力あるものにしていきたいと考えました。 

 

マイクロミル設立の苦労

設立当初は、技術的にも設備的にもすぐに販売できる品質のコーヒーは生産できず、電気も通っていなかった為、2018年までは発電機を利用し果肉除去を行い、ハニープロセスを行っていたそうです。また、同じ時期に乾燥場を作り、天日用のアフリカンベッドの設置、スロードライ用に室内乾燥場も備え付けました。室内乾燥場は、限られた乾燥スペースの中でも攪拌が行いやすいように工夫を凝らし、引き出しのように稼働する乾燥棚に仕上げました。

 毎日毎日が新しい事や苦労の連続でしたが2019年にようやく電気が通り、ウォッシュドプロセスとハニープロセスの2つで、十分な生産能力を持つ処理が行えるようになったそうです。農園では、当時から大切に育ててきたカトゥアイの他に、サルチモールとルメ・スーダンを掛け合わせたミレニオ(H10)という品種など、新しい品種への挑戦も現在行っています。

 

勤勉に、実直に。

マイクロミルのオペレーションは学びの連続だと言います。現在は、収穫期の気候を把握し、生産処理方法やそれに伴う乾燥日時、乾燥場のスペースなどを管理する事が課題の1つでもあります。イエローハニーやレッドハニー、ナチュラルなど多くの乾燥時間を有する生産処理方法を実行するには、収穫期のスケジュール管理がとても重要で、生産処理で風味の幅を広げ、付加価値を高めていくにもノウハウが必要です。2019/20年のクロップでは、一部でイエローハニーを生産しましたが、気温がそこまで高くならず乾燥時間が長くなってしまい乾燥場所が足りなくなった為、その後のプロセスはホワイトハニーやウォッシュドに切り替えるほかなかったそうです。

 こうした1つ1つの課題に正直に向き合い品質を高めるのは、自分たちのコーヒーを世界中の多くの人に飲んでもらいたいという強い願いがあり、これまで農園を訪れた人々との繋がりが大きなモチベーションとなっているからです。常々、『人とのつながりを強く持ち、それを大切にしたい。』そして、『Hard work pays off.(勤勉な仕事は報われる)』と語る実直な姿勢と彼らの生産するクリーンで繊細なコーヒーに、多くのバイヤーが魅了され、信頼を寄せています。