エチオピア シェカ G-1 カヨカミノ農園 ハニー 

¥1,800
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内容量

200g

生産地情報

国:エチオピア

標高:1900-2100m

エリア:南部諸民族州シェカ、マシャ

品種:エチオピア原生品種

農園名:カヨカミノ農園

生産処理:ハニープロセス

生産者:エレアナ・ジョーガリス

国:エチオピア

ベリー系、ジューシーなフレーバー

クリーンで上品なカップに仕上がっています。温度帯が高いときには洋ナシやマンダリンオレンジのような爽やかで透明感のあるアロマ・フレーバーが感じられましたが、時間の経過と共にアプリコットやベリー系の熟度が高く華やかなフレーバーに変化した印象です。アシディティの印象も後半につれてベリー系のジューシーな印象が表れ、非常に好印象でした。強さではなく、質の良さをしっかりと目指している好印象なロットです。是非お楽しみください。

 

カッピングプロファイル

フローラル、洋ナシ、ベリー、アプリコット、マンダリンオレンジ、キャラメル、スムースマウスフィール、クリーンカップ

焙煎

中深煎り

テイスト

酸 〇 〇 〇 ● 〇 コク・ボディ

モプラコ社によるエチオピア・ファームプロジェクト


シェカで新たなコーヒーを

カヨカミノ農園は、Moplaco社のエレアナ女史が2018年よりシェカの地で新たに始めた農園です。シェカは、エチオピア南西部、カッファの西に隣接する小さなエリアに位置します。(首都アジスアベベを中心に南西部にシェカ・カッファ・リム・ジマが、南部にイルガチェッフェ・シダモ、東部にハラーがあります) 農園は標高1900-2100mの150Haの広大な森の中にコーヒーの木を植え育てられる、いわゆるフォレストコーヒーです。
エチオピアコーヒーと言えば、シダモやイルガチェッフェ、ハラーなどの地域ブランドがある中でエレアナさんがわざわざシェカの地に農園を設けたのには環境に対する問題意識喚起があった事が大きな理由と言います。

自然環境を守るために

 近年はエチオピアにおいても徐々に温暖化による気候変動が確認されており、コーヒー生産が可能な土地の標高が徐々に上がり始めていると言います。また、牛や羊を飼うために牧草地化も進み、森林伐採による動植物の生態にも変化が出始めています。
 エレアナさんは、こうした環境問題に警鐘を鳴らし、森を守り、その大切さを地域の人々に伝えるべく、ガンベラ指定自然保護公園の周辺で自然環境の保存状態の良いシェカの地を選びました。そんな自然環境の保存状態が見て取れるのはシェカ地区に自生するシダ植物。こうしたシダ植物は、エチオピアでは古来より多く自生していた植物ですが、森林破壊からその多くが環境の変化に適応できずに死滅する為に、カヨカミノ農園内に自生する多くのシダ植物は原生の環境を残す素晴らしい自然林のシンボルだと言い、土地の環境問題に対するシグナルだと語ります。


モプラコ社直営農園プロジェクトとして

 この地域は乾季でも雨が降る事もあり、天候に左右されずに適正に乾燥が行えるように、収穫したチェリーは天日干しのアフリカンベッドと屋根つきのアフリカンベッドでケアされています。また、モプラコのオフィスからも多くのスタッフがこの農園に移り、この農園の成功に向けてモプラコ社のノウハウの全てを注ぎ込んでいます。
 モプラコ社の直営農園プロジェクトとして、森を守り、高品質なフォレストコーヒーの生産を目指すカヨカミノ農園。今後も農園内ウェットミルや住環境の再整備やゲストハウスの建設など積極的に取り組んでいきたいと語ります。